太っている人の方が、筋肉が付きやすい
あなたは、こんなことを聞いたことがありませんか?
実はよくこの話をよく聞くことがあります。
これは本当かどうかというと、太っている人の方が筋肉が付きやすいというのは本当です。
では順に説明していきますね。
一般的に太っているとはどういう状態?
一般的に太っている人は、あくまで見た目で判断されていますよね。
まぁ、間違ってはいないんですけど(笑)
太っているとは、簡単に言えばぜい肉が付いている状態です。
ぜい肉がついて太っている場合、『カロリーの過剰摂取』と『基礎代謝の低下』が考えられます。
成長期の時は食べても太らないということがありますが、25歳前後をピークに成長は止まります。
そこから何もしていなければ徐々に代謝が落ちていき、歳を重ねるにつれて大抵の人は太りやすい体質へと変わっていきます。
また余計なぜい肉がついていくと、高血糖、脂質異常、高血圧、動脈硬化などのリスクが高くなります。
でも実は体脂肪自体は体に必要なもので、脂肪細胞は体の機能を正常に保つために、必要なホルモンなどの物質を作り出しています。
そのホルモンは【男性ホルモン】のことを指し、筋肉をつけるにはこの男性ホルモンが必要です。
以上の事からもう一度おさらいすると、太っている状態とは、
『カロリーの過剰摂取と基礎代謝の低下で、ぜい肉が付いている状態』
のことを指します。
要は「食べ過ぎ」が一番の太る原因です。
まぁ、当然と言えますが^^;
◎筋肉のメカニズム
カロリーの過剰摂取と基礎代謝の低下が太る一番の理由だということは理解してもらえたと思います。
また体脂肪がついてないと筋肉に重要な男性ホルモンが充分に分泌されないということも明らかになりましたね。
つまり、
①ある程度の脂肪
②正しいカロリーの摂取
③運動
この3つがないと筋肉も付かないということになります。
ダイエットで痩せたい人にとっては、かなり痛い情報ですね^^;
また食べるとすぐ太るという人はかなり多いですよね。
僕も食べ過ぎるとすぐに太ります^^;
こういう人はダイエットにおいて非常に不利だと思われがちですが、実は筋肉を作るにはかなり有利な体質なんです^^
ちょっと希望が湧きましたか?(笑)
そしてここから注目してほしい事。
それは、筋肉はぜい肉と同じ余剰エネルギーで作られるということ
運動による【消費エネルギー】と、食べる時に使う【摂取エネルギー】が全く同じであれば、痩せも太りもしません。
同時に余計なぜい肉も付かないということになります。
例えば建物だと、建物の材料も建築の労働力も手元に何にもなければ建物は建ちませんよね?
つまりこの建物の材料や建築労働力というのが余剰エネルギーということになります。
食事で必要なたんぱく質を摂っていたとしても、まずは基礎代謝で骨や肌、血管や筋肉の維持に使われてしまいます。
そこで余剰分が残っていないと筋肉の生成にまで回らなくなるのです。
逆に体を動かさないでいると、たんぱく質の余剰分はぜい肉として貯蓄されてしまうので注意です!
これが一般的に「脂肪がつきやすい人は筋肉もつきやすい」と言われる理由です。
残念ながら、筋肉とぜい肉は同時についていくというのがセオリーです。
よくTVなどでぜい肉をつけずに、筋肉だけを肥大化するというのを聞きますが、素人がやってもまず無理です。
よほど食生活を完全管理できる技術と、忍耐力がないと絶対できないですね。
僕は正直そこまでストイックにできません(笑)
そんなに徹底すると理想の体を作る前に、メンタルが崩壊してしまいます^^
◎ぜい肉を落とし筋肉だけを増やすことは可能なのか?
ここまで脂肪と筋肉は同時についていくという話をしました。
しかし、余計なぜい肉や体脂肪を増やさずに筋肉だけを増やしたい!と思うのが本音ですよね。
太っている人の方が筋肉がつきやすく、いい流れに乗れば筋肉はガンガンついていきます。
太っている人は栄養の吸収も優秀なので、摂取バランスを考えれば非常に有利な話ですよね。
おまけに楽だし(笑)
しかし同時に、脂肪も確実に増えていくのも実感するかもしれませんね。
「でも、筋肉だけをムキムキに増やすことはできるんじゃないの?」
あなたはこう思いませんでしたか?
実はできなくもないのですが...。
例えば、先ほども言った「摂取エネルギーと消費エネルギーのバランス」に注目してみましょう。
太る場合とは摂取エネルギーが消費エネルギーを上回るから太ってしまうわけです。
筋肉もこの余ったエネルギーで作られます。
エネルギーやカロリーで考えた場合、消費エネルギーから余った余剰エネルギーが筋肉と脂肪に変換されます。
人間の体はこのどちらかに偏るような振り分けはしません。
これが「脂肪と筋肉は同時についてく」と言われる最大の理由になります。
でもこれはダイエットをしている身としてはかなり厄介ですよね^^;
余剰エネルギーがないと筋肉はつかないけど脂肪もつく。
ダイエット目的で摂取カロリーを減らせば、脂肪も減るけど同時に筋肉も減っていくという人体の仕組み。
あーーーー!ややこしいー!(笑)
でもここでちょっとした工夫をすればいいんです◎
余剰エネルギーとして、筋肉に必要なたんぱく質を多く摂って筋トレをすれば、体は「筋肉が一番重要な部分」と認識します。
そうすると体は筋肉に回すエネルギーを多くしてくるようになります。
またダイエットで摂取カロリーを抑えた場合、筋トレをしていると体は途中で
「生命を維持するのに必要な重要部位だ!」
と勘違いし、体に残す方向で脂肪を先に消費してくれます。
要は体をうまく騙す手口です。
人じゃなく、自分の体を騙す詐欺師です(笑)
しかしやり過ぎると体もだんだん適応してくるので、時には緩めるなどメリハリをつけて体が慣れるのを妨害することも大事です。
これもややこしい^^;
以上のことから、運動して体脂肪を落とすメカニズムは、簡単に言うとひたすらこの上記のことを繰り返しているだけです。
これで少しずつ筋肉を増やして代謝を上げれば、理想の体が作れるようになっていきます。
でも体を騙しながらするこの方法は、かなりハードなトレーニングをしないといけません^^;
ハードなトレーニングもできるという方は、試してみる価値はあるのでぜひやってみてください。
まとめ
以上をまとめると、
・太っている方が筋肉が付きやすい
・言い換えれば脂肪をつけないと筋肉も育たない
筋肉を作ることは、建物でいうと増築するようなものなので、余剰エネルギーや材料がなければ物理的に不可能だということ。
そういう意味でも脂肪は筋肉に必要になってくる。
ダイエットをする点で見るとかなり矛盾していますが^^;
要は筋トレと運動と余剰エネルギーの使い方次第で体は変えられるというくらいで理解していればOKです◎
『太っている人は筋肉をつけやすい』というのは、このメカニズムのことからきていると考えます。
実は太ってる人って、かなりの有利な体質なのかもしれないですね^^
ということは、太って困っていると悩んでいるあなたは、ある意味で今すごいチャンスが目の前にあるということですよ!
今回このメカニズムを理解したので、ぜひダイエットで活かしてみてくださいね^^
P.S
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