停滞期?そんな時期があるの?
ダイエットを続けてしばらく、状況はさらに悪化した。
今まで通りのメニューをこなしているにもかかわらず、急に体重が思うように減らなくなっていた。
食事管理の方も、厳重な管理をしていたし、夜だけの糖質制限も計画通り実行していた。
にもかかわらず、ここに来て急激なペースダウン。
2,3週間で減った体重、たったの0.5kg。
ここで思い切って、トレーニング量も倍にしてみた。
しかし全然効果がない。倍にした意味が全くなかった。
おかしい...確実に何かがおかしい。
気になって僕はネットで手あたり次第に原因を調べた。
すると、意外なことが判明した。
それは、ダイエットに『停滞期』というものがあるという事実。
この時期は、体重の5%が減ったとき、
体が「オレの体、ひょっとして餓死状態じゃね?」と勝手に判断し、
体自身が防衛反応を起こし、守りに入ってしまうということだった。
つまり、生きるために体が勝手に危機管理をするということだ。
この時期は何をしても体重が減らないことがわかった。
しかもこの時期に無理に体を鍛えても、余計に逆効果になる。
とりあえず、自分のやり方が間違っていなかったことに安心した。
停滞期かぁ、それなら仕方ない。
でも、ここでダイエットを止めると絶対に失敗する。
どうしたらいいんだろうか。
考えた末に、僕は今までのトレーニング量で継続することにした。
たとえ500gしか減っていなくても、減量していることは確かだ。
少しずつでも、確実に体重を減らしていこう。
チリも積もれば山となるだ!(ホントは逆なんだけどね)
そうして、停滞期を乗り越え3か月が経とうとしていた。
鎖骨さん、こんにちは~^^
ダイエットも4か月が経ったある日、僕は何気なく鏡の前に立っていた。
いつものボディチェックをしていた時、ある変化に気づいた。
何だ、このくぼみ? ひょっとして鎖骨?
うおおおおおおおお!
さ、鎖骨がハッキリ見えているぅーーーー!!
今まで首もなければ、鎖骨すら見えなかった僕の体。
こんな感じ↑
それがハッキリと今、鎖骨が浮き出ている!
すぐに体重計に飛び乗ってみる。
すると...63kg!
マジか!? やったぁーーー!!
ダイエットも4か月に入ったころ、僕の体重は停滞期を過ぎたあたりから、一気に減っていたのだった。
4か月で実に17kgの減量。
実はこの時期は、エクササイズにひたすら打ち込んでいて、あまり体重計で日々の計測をしていなかったくらい集中していた。
『体重を気にするぐらいなら、さっさとトレーニングしよう』
という気持ちだったので、毎日体重計に乗るのが面倒くさくなり、ついサボり癖がついてしまった。イカンイカン^^;
そんでもって、久々に体重計に乗ったら驚きの結果。
まさか10kg以上も体重を減らしているとは思っていなかった。
この時はさすがにテンションが上がった。
それから、体重計を乗るたびに顔がニヤけた。
どんどん数値が減っているという現象に喜びを感じ、
ついでに、モチベーションの維持にもなった。
やっぱり、日々体重が減っていくのを見て、目に見える効果があると、実に気分が良いものだ◎
そりゃ思わず顔もニヤけてしまう。
(端から見れば、体重計に乗った男がニヤけているのはキモイが...)
ここで僕は、最後の追い込みに入った。
最大の目標は『60kgを切ること』
あともう少しで達成するところまできた。
僕はこの頃になると、体を動かすことが好きになっていた。
運動することで、ストレスの軽減にもなっていたし、運動後の爽快感がやみつきになっていた。
この快感を覚えたら、もうやめられない^^
そんな僕の頑張ってる姿を見た周りの人たちも、次第に僕に対する見る目が変わっていった。
気が付けば、みんなが僕を応援してくれるようになっていった。
体の変化だけじゃなく、周りの環境も少しずつ変わっていった。
何か人生が良い方向に転がり込んでいくような感じ。
初めての感覚を全身で感じながら、僕はひたすらダイエットに励んだ。
そして、ダイエットも5ヶ月が過ぎようとしていた。
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