いきなりですが、あなたは「ファットアダプト」という食事法をご存知でしょうか?
この食事法は、サッカーの長友佑都選手が取り入れている食事管理法です。
この食事法で、長友選手もコンディションがすこぶる良くなったそうです。
今回はこのファットアダプト食事法についてお話します。
この食事法を知れば、あなたの体は細胞レベルで若返って、ダイエットにも非常に影響がありますので、最後まで読んでみてくださいね^^
目次
ファットアダプトって何?
ではまず、ファットアダプトの意味から説明していきますね。
ファットアダプトとは、脂質(fat)をエネルギー源として、ファットアダプテーション(脂質適応状態)になるための食事法のことを言います。
つまり糖質をコントロールして血糖値の乱高下を抑え、良質なたんぱく質と良質な脂質を積極的に摂るという方法です。
まぁ簡単にまとめると、普段の糖質制限に加えて、いつもより多めにたんぱく質と脂質を摂っていきましょうってことです。
実はこの食事方法は、カロリーをそこまで気にしなくていいとうメリットがあります。
大事なのは、糖質をちゃんと制限することがこの食事法の一番大事なポイントです。
では、この食事法であなたが得られるメリットはどんなものがあるのでしょうか?
その部分を一緒に見ていきましょう^^
ファットアダプトで得られるメリットは?
①筋肉の質が変わる
まず初めに、体はたくさんの細胞の集まりです。
今回、特に注目したいのが筋肉です。
筋肉の場合は、筋繊維という細長い細胞が無数の束になっています。
この細胞一つ一つを包んでいるのが細胞膜です。
その細胞膜は、細胞内にエネルギーを取り込んだり、細胞内外の情報を伝達する役目を持っています。
そして、この細胞膜を作っているのが脂質なんです。
細胞膜はたんぱく質と脂質が一体化した膜で構成されています。
ファットアダプトで良質の脂質を摂っていると、細胞膜の脂質も良質なものに変わってきます。
それで細胞膜の機能が向上し、筋肉がより弾力や柔軟性が向上します。
つまり、ファットアダプトは体を細胞レベルで改善してくれるわけです。
②病気から早期復帰できる
ファットアダプトは細胞レベルから体を回復してくれるので、ケガや病気から体を早期に回復させる可能性があります。
これについては、僕もファットアダプトを1ヶ月実践してある経験したことがあります。
それは、僕もファットアダプトをする前は膝の痛みに悩まされていた時期がありました。
ところが、ファットアダプトを1ヶ月続けてから膝の痛みがなくなり、体も軽やかに動けるようになった経験をしました。
それに今も膝の痛みも完全になくなって、全く問題なく膝を動かせています◎
これもファットアダプトの効果が出たのかなと今になって思います^^
③精神的に落ち着ける
まず糖質を多く摂るとインスリンの分泌が多くなり、血糖値の乱高下が起こります。
血糖値が乱高下している時は、精神的に不安定になりやすい状態です。
また、脳へのエネルギー供給も不安定になり、頭がボーッとします。
特に注意したいのは、糖質は少なすぎても多すぎてもいけないということです。
糖質が多いとインスリンの分泌が多くなり、体重が増加傾向になります。
逆に糖質が不足すると、上記のように脳にエネルギーが行かなくなり、集中力も続かない状態に陥ってしまいます。
しかし、ここでファットアダプトを取り入れれば、血糖値の乱高下も抑えられて、脳にも安定的にエネルギーが供給されて、精神的にも安定します。
しかもそれほど糖質も摂らなくてもいい状態になるので、常に集中力が持続する状態になります。
④肌の状態が良くなる
ファットアダプトは、肌に対しても多くのメリットがもたらされます。
肌に対する最大のメリットは、「AGEs」という悪玉物質が生じにくくなるということです。
ところでAGEsって何やねん?と思ったかもしれませんね(笑)
では説明していきますね^^
AGEsとは、糖質とたんぱく質が体温で温められて生じます。
トーストがこんがり焼けるあの焼き目にも少量のAGEsが含まれています。
では、このAGEsの特徴をまとめておきます。
・糖質の多い食事で血糖値が高くなると、体内でAGEsが発生する
・一度体内で作られると中々体外に排泄されず、少しずつ体内に溜まっていく
・AGEsが増えると肌を作るコラーゲンが劣化し、しなやかさが失われる
→シワの原因になる
AGEsにはこのような特徴があります。
しかしファットアダプトなら、このAGEsの発生を最小限に抑えることが可能となります◎
これはぜひ取り入れたいですね^^
⑤ダイエット効果がある
ファットアダプトの内容を見てみると、何かアスリート専門の食事法のように思えてきますが、決してそんなことはありません。
ファットアダプトは、誰でも簡単に実践できる食事法です。
しかもダイエットにおいて非常に有効な食事法なので、あなたが今ダイエットをしている真っ最中なら、すぐにでも取り入れてほしいです。
なぜダイエットにも有効になるのでしょうか?
その理由がこちらです。
①過食を防げる
ファットアダプトは糖質をコントロールした分だけ、たんぱく質と脂質の摂取が増えます。
ここでたんぱく質と脂質をしっかり摂ると、消化管から
「もう満腹になったから食べるの止めていいよ~」
と、信号を出すホルモンが出てきます。
これが過食を防ぐわけです。
なので、たんぱく質と脂質を多く摂ることが大事なのですね^^
②血糖値の乱高下が抑えられる
糖質の多い食事をすると、血糖値が上がってインスリンが分泌されます。
逆にインスリンが分泌されて血糖値が下がると、お腹は満腹なのに脳が「エネルギーがまだ足りない!」と判断してしまい、空腹感を促します。
これで余計に多く食べてしまうことになります。
ファットアダプトなら、たんぱく質と脂質をたっぷり摂るので、食欲が正常化します。
その結果、インスリンの分泌も抑えられて、体脂肪の分解を進めることができます。
それは、体重と体脂肪の適正量まで下げてくれるという意味です。
だからインスリンの分泌を多くしないように気を付けることが大事なんです。
⑥危険な酸化ストレスが避けられる
体の酸化が強くなる原因は、体内で作られる活性酸素です。
僕たちは酸素を取り込んでエネルギーを生み出します。
その時、2~3%は活性酸素に変化します。
活性酸素による酸化は、細胞や遺伝子に大きなダメージを与えます。
これは、癌、心臓病、脳卒中の原因の一つになります。
しかし体内には酸化の害を避けるための「酵素」があります。
この酵素が、抗酸化酵素と呼ばれているものです。
名前ならどこかで聞いたことがありますよね?
この酵素は、加齢とともに酵素の働きが低下していきます。
この状態になると、酸化と抗酸化酵素のバランスが崩れて、より酸化が進んでいきます。
これを酸化ストレスと言います。
この厄介な酸化ストレスを避けるのが、ファットアダプトによる食事です。
ファットアダプトが有効な点は、「血糖値を安定させること」です。
ファットアダプトなら、血糖値の乱高下を最小限に抑えられるので、酸化ストレスの害を避けることができます。
またファットアダプトによる細胞膜の変化も、酸化ストレスを減らすのに一役買っているのです。
まとめ
いかがでしたか?
ファットアダプトって、細胞レベルからあなたの体を若返らせてくれて、ダイエットにおいて非常に有効な食事法です。
体の細胞レベルから若返らせることができるなんてすごいですよね^^
だから僕は、体の劣化が始まる節目の30代から、この食事法を取り入れるべきだと感じます。
しかもダイエットにも非常に効果があるので、これを利用しないわけにはいきません!
これは、あなたのダイエットをさらに効率よくさせるチャンスでもあります。
ぜひこれから、ファットアダプトの食事法を取り入れてほしいと思います。
今回はメリットの部分を解説したので、次回の記事でファットアダプトの具体的なルールや、実践方法を解説していくので楽しみにしていてくださいね^^
その実践編はコチラから読めます^^
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今回も忙しいあなたが痩せるための考え方をお話しますね^^