僕はダイエットの食事管理で【1日1食】をオススメしています。
その食事管理についていろいろな本を読み漁っていたところ、とても興味深い本を見つけました。
それがルイジ・コルナロという人が書いた『無病法』という本です。
この本は1日1食を行うにあたって、とても面白くてなかなか興味深いものがありました。
今回はこの本の内容を簡単にまとめて、どのようにダイエットに取り入れていったらいいか僕の考えも書いていこうと思います^^
目次
ルイジ・コルナロってどんな人?
ルイジ・コルナロは、16世紀の半ばのヴェネツィア共和国(現在のイタリア東北地方)の貴族でした。
若い頃の彼は、貴族仲間と連日のように暴飲・暴食を繰り返す日々を過ごしていました。
そのため、30代にしてさまざまな成人病を患い、40代には生死の淵をさまようようになっていました。
そしてある時、彼を診た医師団からこんな事を宣告されてしまいます。
それは僕たちが普通にイメージする少食をさらに量を最小限まで減らした「極少食」に徹する以外、もはや助かる見込みはないということでした。
その宣告を受けてから、彼は医師団の言うとおりにこの極少食を取り入れた食事管理をしていきます。
すると数日もしないうちに回復の兆しが見え、さらにその食事管理を継続していくと、数ヶ月でそのあらゆる病が完治したのです。
そしてその1年後には完全な健康体になり、なんと102歳まで生きたのです。
これってもの凄いことですよね!
厳しい食事制限を徹底するだけで、あらゆる病が完治して、しかもとても長生きしたことは驚きです。
では、その彼が実践した【極少食】という食事管理法について解説していきますね。
ここからが1日1食を実践する上でたくさんのヒントが散りばめられているので、ゆっくり読み進めていってくださいね^^
コルナロが実践した【極少食】の食事管理とは?
では彼が医師団からアドバイスを受けた「極小食」とはどのような食生活だったのか?
まず1日の食事量はたったの【350g】だったといいます。
それを2食に分けて食べていたそうです。
ちなみに1食分はどれくらいの量かと言うと...
・ご飯お茶碗一杯分
・飲み物は缶コーヒー1本分
これくらいの量に値します。
・・・って、これを1日2回食べるだけって驚きですよね^^;
そして彼が食べていたものは以下の通りです↓
・パンと卵の黄身
・スープorパン粥
・肉や魚を少しだけ(食事全体の10%未満くらいに相当)
これらを日々の食事に数種類食べている程度。
これによって、コルナロはどんどん健康体になっていったといいます。
まぁ、断食状態の方が体の回復は早くなるので、それを当時すでに実践していたのは凄いですね^^
ちなみに彼の食べてたパンとは全粒粉のパンです。
ちなみに肉などについては、現代とは違って人工飼料で育てられた牛などの肉ではなく、牧草のみを食べて育てられた家畜の肉を摂取していたということです。。
では、現代人の僕たちが彼の食事管理をダイエットに取り入れる場合、どのようなものを食べたらいいのか?
それを解説していきますね^^
理想は『穀菜食』
では僕たちはいったい何を食べるのが理想的なのか?
この本では理想的な食事として【穀菜食】が推奨されています。
その穀菜食を取り入れた食生活の指針は以下のようになります↓
・未精白穀物【約50%】
→玄米、麦、とうもろこし、そば、全粒粉のパンなど
・野菜、海藻類、果物、木の実、発酵食品【約40%】
・動物性食品(魚介類)【10%未満】
→小魚、エビ、貝類などの全体食
※大型の魚の切り身や缶詰などは除く
これとは逆に、普段の生活でできるだけ避けるものは以下のものです↓
・肉類
・砂糖
・卵
・牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品
・精製された塩
・お菓子類
・甘味料入の飲料水
・化学調味料
この穀菜食が人体にとってもっとも良い食べ物だとされています。
それは人間の遺伝子レベルでも考えてみると納得できる点もあります。
人類がまだ狩猟生活をしていた頃は、主に肉を食べていたイメージを持たれているかと思います。
しかし実際は、野草や木の実や果実などの方が主で、狩猟(肉や魚)はこれを補う形であったと言われています。
たしかに野草や木の実などの方が食料源としては安定しているし、採集も容易にできますしね。
また人間にはライオンなどの肉食獣などが持つような強力なたんぱく質分解酵素が欠けていること。
人間の歯の構成が肉食獣の歯と違って草食向きの構成であること。
これらの点からも、人間の真の食性は【草食性】であって、穀菜食にすることによって、初めて人間本来の力が最大限に発揮されるということです。
実際に過去のさまざまなアスリートの中で、穀菜食の選手の方が競技でも優秀な成績を収めているデータもあるくらいです。
ちょっと穀菜食に興味が湧きませんか?
でもこれって実践できるのでしょうか?
実は僕たち日本人はすでに取り入れていると言ってもいいくらいなんですよ。
その理由として、僕たちの伝統食である【和食】が穀菜食の模範例になっているんです^^
次はこの和食を例にして明日からでもダイエットに取り入れられるような穀菜食の食事内容を見ていきましょう。
・日本人の食事「和食」が模範例
では和食を例にした穀菜食の例を紹介していきます^^
・未精白穀物【約50%】
→玄米
・野菜、海藻類、果物、木の実、発酵食品【約40%】
→漬物、納豆、味噌、海苔
・動物性食品(魚介類)【10%未満】
→しらす、めざしやししゃもなどの”小魚系”の焼き魚、サバ缶など
こんな感じでしょうか?
何か旅館の朝ご飯に出てきそうな【THE・和食】って感じですね(笑)
ちなみに先程は缶詰などを除くと解説しましたが、僕の中ではサバ缶などはアリでいいんじゃないか?と感じてます。
別にそこまで人体に悪い影響を及ぼすとは考えにくいんですよね^^;
だから僕はサバ缶に関しては推奨することにしてます(笑)
こんな感じで、普段のダイエットの食事管理で和食を積極的に取り入れていくのも痩せるためには効果的だと感じます。
実は僕もさりげなく実践しています。
どんな感じで取り入れているか僕の実践例を紹介しますね^^
・実際にダイエットで実践してみた
では僕がダイエットでどんな感じで穀菜食を取り入れているか?
その例を一部紹介するとこんな内容です↓
https://twitter.com/S2a3WvIiSxHiEjk/status/1381865446828216323
https://twitter.com/S2a3WvIiSxHiEjk/status/1382622505840496640
https://twitter.com/S2a3WvIiSxHiEjk/status/1384053662507356169
僕は毎日ゆで卵を1個食べるようにしています。
また、ここで重宝してるのがマッスルグリルさんの減量食「沼」「マグマ」「セメント」です。
調理も簡単で毎日メニューを考えなくてもいいし、これだけ食べておけば必要な栄養素もたっぷり摂れるのでオススメですよ^^
正直に言うと、1日の食事はこの減量食だけでも十分な気がします。
腹持ちもいいし、お手軽に栄養素も取れるし言うことないでしょ(笑)
あなたもぜひ、この減量食を食べてみてください。
見た目に反してかなり美味しいですよ^^
ちなみに減量食「沼」のレシピなどはこちらの記事を参考にしてみてください↓
和食を取り入れて1日1食を実践してみよう(まとめ)
いかがでしたか?
今回の極小食は、1日1食を実践するにあたって参考になるところがたくさんありますね。
さすがにコルナロみたいに1日350gだけというのは厳しすぎますが^^;
でも、僕みたいな方法で取り入れてみると案外簡単に実践できますよ♪
僕もまだ実践して日が浅いですが、ここから2、3ヶ月は実践してみて、いろんなデータを取って引き続き検証していくつもりです。
でもこの穀菜食をあなたのダイエットの食事管理に取り入れてみるのは非情に価値があると感じてます。
いきなりこんなの無理っていうなら、まずは日頃の食事内容を和食中心にしてみてはいかがでしょうか?
そこからある程度慣れてきたら、1日2食、それにも慣れたら1日1食にチャレンジしていくという感じで、1個ずつ課題をクリアしていくようにするのがいいですね^^
もし1日1食に挑戦してみようと考えているなら、ぜひこのコルナロの食事管理も参考にしてみてください^^
さらに詳しく知りたいなら以下の本を読んでみてください↓
140ページほどでサクッと読めちゃう量なのでオススメです^^
ということで、今回はルイジ・コルナロの『無病法』という本を紹介させていただきました!
あなたのダイエット効率よくするためにも参考になればと思います^^
今回の記事は以上になります(^▽^)/
こんにちは!
【社会人ダイエットコンサルタント】のトッシーです!